冷えから来る「だるさ」は、女性にとって深刻な悩みです。
女性が寒さに弱い理由は、男性に比べて筋肉量と活動量が少なく、熱の生産量が少ないからです。そのため、男性より寒さが強いストレスになるのです。

体の末端が冷えやすいのは、体温が下がるのを防ぐために血管が収縮して、放熱をできるだけ避けようとしているからです。これによって、深部体温の低下を防いでいます。

職場やレストラン、デパートなど、冷房がきつい場所にいるとき、体は交感神経が緊張しています。冷房のきつい場所から離れると、すぐに体温が急上昇し副交感神経が優位になります。血流が増えるのですが、冷えきった後に急激に血流が回復するので「だるさ」という症状があらわれるのです。

これが「冷えとだるさの関係」です。体は「だるさ」を引き起こすくらい体を守ってくれたのです。冷え対策をひとつでも実践することは、体を守ることになります。自分にあった冷え対策を心がけてください。