パニック障害のおもな治療

病院でのパニック障害の治療は、脳内で出されすぎている「ノルアドレナリン」を抑える薬や、「セロトニン」の分泌を促す薬などによって、脳内のバランスを整えることを目指します。不安な気持ちを引き出してしまう状態である脳を落ち着かせて整えていくのが、投薬での治療方法です。

したがって、症状が強く出てしまうような時期には、薬を多く処方されます。強い動悸や息切れ、めまいなどのパニック発作は、後に予期不安などの二次的な症状の原因となってしまいます。まずは、このパニック発作を抑えることが治療の第一目標です。

薬によってパニック発作が抑えられたことが分かると、少しずつ薬を減らしていきます。最終的には、薬を飲まなくてもパニック発作が出ないような状態を目指していきます。

ストレスが大きな要因に

しかし、パニック障害の治療が長引いてしまい、予期不安を抱えてしまう方も少なくはありません。予期不安を抱えている方は、「次はいつ発症するんだろう」と常に不安な気持ちを抱えることになってしまって、その悩み自体が強いストレスになってしまいます。ストレスは、パニック障害の症状を引き出したり、強めたりしてしまうきっかけとなります。つまり、パニック障害の治療において最大の壁となるのが「ストレス」です。

ストレスを心と身体に溜め込まないためには、規則正しい生活や有酸素運動、ストレスを発散できるような趣味に取り組むことが良いでしょう。しかし、常にストレスを抱えている「予期不安」の強い方は、心と身体も凝り固まっている場合がほとんどです。凝り固まった心や身体は、ご自身の力ではリラックスできないかもしれません。常に緊張している心や身体は、力の抜き方そのものを忘れてしまっている方が多いです。

パニック障害 当院の取り組み

当院の治療は、パニック症状を発症するまでのこれまでの経緯、現状という部分のお話を丁寧に伺います。ご自身で話していただくことも頭の整理にもつながります。本当の原因を一緒に見つけましょう。そして、治療ではまず心や身体をリラックスさせ、交感神経の高ぶりを落ち着かせます。心と体をストレスから解放させることで、睡眠の質が良くなり深く眠れるようになります。これはパニック障害を治すために大切なことです。

パニック障害をご自身の力で治そうと、無理をしてしまい、かえって強いストレスになってしまうことも考えられます。

パニック障害の治療で一番大切なのは、「心と体をリラックスさせる」ことです。薬での治療や鍼灸治療を上手く活用し、貴女には少しでも早く今のつらい状況から抜け出していただけるよう、願っております。ひとりで抱え込まないで、苦しい胸のうちを一度お話ししてみませんか?