年末疲れを残さないためにも「冷え」から体を守ることが大事です

さぁ、間もなく1年が終わろうとする、気ぜわしい年の瀬です。いつもと同じ街なのに、なんだかみんながザワザワ。毎年なんでこうなるんやろなぁ、と思います(笑)

寒さも本格的になり、各地で雪の情報が流れます。足が冷えきってなかなか眠れなかったり、お腹が冷えて、胃腸の調子が悪くなったりといった不調は出ていませんでしょうか?

「冷えは万病のもと」といわれるように、毎日を元気に過ごすためには、早めの「冷え対策」が大切になります。

温かい衣類を追加する、床暖房・ホットカーペットのところで過ごす、湯たんぽやカイロを使って温かさを足す、など・・・。とにかく、体がよろこぶように温かさをプラスさせていきましょう。

ぞくぞくとした冷えを感じるときに食べ物でおすすめしたい食材は、「ニラ」です。香辛野菜の「ニラ」は、血のめぐりを良くして、体を芯から温めるはたらきがあります。

寒くなると弱りがちな「腎」のはたらきを高め、エネルギーのもとである「気」を補い、体を温めます。足腰の冷えや腰痛、むくみを和らげ、滋養強壮効果によりだるさを改善します。ただし、体を温める作用が強いので、熱がこもってのぼせやすい人は食べすぎに注意してください。

 

「ニラ」の優れた栄養価

①アリシン

「アリシン」は、硫化アリルの仲間です。にんにくにも含まれている強い香りのもとになる成分です。「ビタミンB1」の吸収を助け、代謝を上げるはたらきによって、疲労回復や免疫力アップ、風邪や肌荒れ予防に貢献します。動脈硬化やがんを予防するはたらきも注目されている成分です。

②セレン

「セレン」は、ミネラルのひとつで、アンチエイジング効果や動脈硬化の予防が期待されます。

③ビタミン類が豊富

「ニラ」には、体内でビタミンAに変わるβ-カロテン、ビタミンB2・B6・C・E・Kなど、ビタミン類が豊富に含まれています。そのため、風邪予防、疲労回復、がん予防、美肌効果など多くの美容健康効果が期待できます。

 

「ニラ」おすすめ料理法

「ニラ」は、油と一緒にとると、「β-カロテン」の吸収率が高まるので、中華料理でおなじみの「レバニラ炒め」など、炒めものにするのが良いですよ。

しかし、胃腸が弱っているときや、体が冷えているときは、鍋ものやスープなど温かい料理にするのがおすすめです。

とくに鍋ものは、いろいろな食材が一緒にとれるので、栄養バランスが良く、調理も簡単で、寒い時期にぴったりです。豚バラと「ニラ」のお鍋におろし生姜を足せば、体がぽかぽかになりますよ!

「ニラ」のにおいが苦手な人も、ゆでるとにおいが和らぐので食べやすくなります。

本格的な寒さに負けないために

急な寒さで冷えがつらいときは、体を芯から温めるはたらきのある「ニラ」を食べましょう。体が温かいと心もほっこり温まります。「冷えは万病のもと」だけに、体の内側からぽかぽか温めたいものです。

年末年始はとにかく、暖かくしてお過ごしくださいね。