春先は、急な暑さで体に余分な熱がこもりやすくなります。そのせいで、頭がぼーっとしたり、頭痛を起こしたり、のどが渇いて、冷たい飲み物を飲み過ぎたりします。それによって胃腸の調子まで崩す時もあります。このようなときにお勧めしたいのが「いちご」です。

効能
体にこもった余分な熱を冷ましたり、体をうるおす働きがあります。口が渇いたり、のどが痛い時、イライラと気が立つような時におすすめです。気のめぐりをよくする働きがあります。

豊富な栄養素
①ビタミンC
フルーツの中でもとくにビタミンCが豊富で、中サイズ10個で1日分の必要量を満たします。ビタミンCは、抗酸化作用があり、免疫力を高めます。シミ・ソバカスの予防、コラーゲンの生成など美容効果も高く、若々しい肌を保ちます。

②ペクチン
食物せんいであるペクチンには、血中コレステロールを下げ、善玉コレステロールを増やす働きがあり、生活習慣病予防に効果的です。

③キシリトール
むし歯の原因菌や歯垢ができるのを防いで、むし歯を予防したり、進行しないようにする効果があります。

おすすめ料理法
いちごとヨーグルトを一緒に食べると、整腸作用が高まります。いちごに含まれるペクチンと、ヨーグルトに含まれる乳酸菌により、腸内環境が整い、便秘の予防などに効果的です。

おいしく食べるコツ
「いちご」は日持ちがしないので、2~3日中に食べ切れない時は、冷凍保存をしましょう。洗ってヘタをとり、水気を取ったら、冷凍用のビニール袋に入れて冷凍庫で保存します。そのまま食べたり、ジャムやジュースにも利用できます。

「いちご」は、春の強い日差しによる肌ダメージを防いだり、体の中から涼しくしてくれる効果があります。あまずっぱい「いちご」を食べて、快適な春の日をお過ごしください。