「トマト」夏バテで食欲低下におためしあれ!!

セミも鳴き始めましたね。本格的な夏到来です。湿度も高くて、気温がとても暑い時期には、おなかはすいているのだけど、食べる気がしなかったり・・・。という風に、どうも食欲不振になりがちではないかと思います。貴女はいかがでしょうか?暑くなってきて、食欲は落ちていませんでしょうか?

食べる量が減って栄養不足になると、いわゆる「夏バテ症状」が進んでしまい、胃腸が弱るために、さらに食べられなくなってしまう・・・という悪循環におちいってしまいます。

そういう時に是非おすすめしたい野菜が、食欲を高める働きをする「トマト」です。特に、ミニトマトは、普通の「トマト」よりも栄養価が高いのでイチオシですよ!

トマトの優れた効能

体の熱を冷まして「ほてり」をしずめたり、水分を補って体の渇きを解消するはたらきがあります。内臓のはたらきを助けてくれますので、食欲を高めて消化をうながし、夏バテを予防します。普段からのぼせやすい人や、夏かぜで熱が出て食欲がない時にもぴったりです。

トマトは、夏野菜の中では体を冷やす作用は穏やかなほうですが、冷蔵庫で冷やし過ぎずに、常温で食べれば、胃腸の弱い人や冷え性の人でも安心して食べられますよ。

 

トマトの優れた栄養価

①リコピン

赤い色素を持つカロテノイドの一種です。非常に強い抗酸化作用によって、体が酸化するのを防いで、生活習慣病や老化の予防や、がん予防にまで期待ができます。

②β-カロテン

黄色やオレンジ色の色素を持つカロテノイドの一種で、体内でビタミンAに変わります。β-カロテンには、強い抗酸化作用と、皮膚や粘膜を保護する役目もあります。

③クエン酸

「トマト」の酸味のもとであるクエン酸は胃液の分泌をうながして、消化を助けるはたらきをします。他にも、疲労回復や代謝を上げるビタミンB群、利尿作用のあるカリウム、風邪の予防に良いビタミンC、便秘解消効果のある食物せんいなどが含まれた非常に栄養豊かな野菜です。

 

トマトのおすすめ料理法

「あぁ暑い、食欲が無いし、なにも食べたくない・・・。」そんな時に是非おすすめしたいのが、「トマトそうめん」です。

作り方はいたって簡単です!!
いつも通りにそうめんをゆでたら、めんつゆを用意します。角切りしたトマトをお好みの量だけ用意しためんつゆに入れて、ごま油かオリーブオイルを少々加えます。

トマトの酸味がさっぱりとした味わいで、食欲の無いときであっても思いのほか箸がすすみます。きゅうりの千切りやツナ缶、納豆、山芋とろろなど、お好みの具材と組み合わせて、いろいろアレンジを楽しんでみて下さいね。

しっかり食べて夏バテ知らず

トマトは味だけでなく、真っ赤な色が食欲をそそるという効果もあります。おなかにも目にもおいしいトマトを食べて、暑い夏でも栄養をしっかり補給して、夏バテ知らずで元気に過ごしていただければ・・・と思います。