不眠はどうして起こるの?
眠れない夜が続くと、こころも体もつらくなります。 「明日は早く起きないといけないのに…」「また眠れなかったらどうしよう」 そんな不安が頭から離れず、ますます眠れなくなる方も少なくありません。
不眠の原因は人それぞれですが、主な要因には次のようなものがあります。
- 心理的な要因(ストレス・不安・喪失体験など)
- 生理的な要因(夜勤・寝室環境・光や音の刺激)
- 身体的な要因(痛み・頻尿・更年期によるホルモン変化など)
- 自律神経の乱れ
これらが重なり、脳が休まらずに「眠れない」状態へつながるのです。
不眠が続くとどんな影響があるの?
数日眠れないだけでもしんどいですが、1週間、2週間と不眠が続くと・・・
- 朝起きるのがつらい
- 日中の集中力が落ちる
- 気持ちが落ち込みやすくなる
- 頭痛やめまいなどの症状が出る
といった影響が出ることがあります。 「寝てないけど大丈夫」と我慢してしまう方もいますが、放っておくと生活の質に大きく関わってきます。
鍼灸でできること
鍼灸は、心身をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えるケアとして用いられてきました。
当院では──
- 丁寧な問診で、不眠の背景にあるストレスや生活リズムを一緒に整理
- その日の状態に合わせた施術で、心と体の緊張をゆるめる
- 呼吸が深くなり、安心できる時間を持つことで入眠につながりやすくする
「薬に頼らず眠れるようになりたい」と望む方の声も多く、医療機関でのサポートと並行しながら、自然な回復力を引き出すお手伝いをしています。
自宅でできる快眠の工夫
生活習慣を少し見直すだけでも、眠りが変わることがあります。
- 就寝1時間前には照明を落とす
- 寝る直前の食事は避ける
- 昼寝は30分以内に
- お風呂はぬるめのお湯でリラックス
- 布団に入ったらスマホは見ない
さらに、厚生労働省が紹介する「睡眠障害対処12の指針」も参考になります。
医療機関との併用も大切に
不眠で医療機関を受診すると、抗不安薬や睡眠薬が処方されることがあります。 薬により「朝まで眠れた」と感じられる方もいる一方で、「薬をやめられない不安」を抱える方もいます。
薬の調整は必ず医師と相談が必要ですが、鍼灸院では
-
- 自律神経を整える施術
- 深い呼吸を促すリラクゼーション
- 生活リズムのアドバイス
などを通じて、日常生活のサポートが可能です。 「薬だけに頼らず整えたい」という方にも安心してご利用いただけます。
患者さまのご感想を紹介いたします
兵庫県伊丹市 50歳 女性 管理職「不眠」
50歳を迎えて管理職についたことで、日々責任感からのプレッシャーや人間関係などで常に強いストレス状態にありました。
「このままは絶対良くないな・・・」と、自分でも薄々感じていました。そんな時、いつもはスッと眠れていたのが、なかなか眠れなくなりました。「きっと、疲れすぎて逆に眠れないんだなぁ」と思っていました。しかし、眠れない日がどんどん増えていったのです。
うとうとしても、寝ていたのかどうかわかりません。気がついたら外が明るくなり始め、あせります。そんな毎日の繰り返し・・・。
仕事中、気を張ってこなそうとしますが、当然集中力に欠け、だるさも強く、本当にしんどい状態が続きました。会社の診療所で眠剤を処方してもらいましたが、少し眠れても起床後のしんどさがつらく、これではだめだと感じていました。
近医の心療内科にも行きましたが同じです。私は、「薬に頼りたくない」そう思っていました。
そんな時、更年期障害で治療に通っている知人に内山先生を紹介してもらい、「よろづ鍼灸治療院」を受診いたしました。
内山先生は、雰囲気からとても安心できると感じられる先生です。実際、私の経緯を丁寧に聞いてくださり、仕事のつらさもわかってもらえ、私は話しながら自然と涙がこぼれていました。
「ひとりでずっと気を張って、踏ん張っていたんですね。がんばった、本当によくがんばった。もう大丈夫ですからね。」そう言っていただけた時には、体からスッとちからが抜けたように軽くなりました。自分には味方がいてくれる、そう感じました。
じっくり話をきいていただいてからの治療だったので、とても安心して受けることができました。
初診だけでなく、定期的に通院している間も、聞いてほしいことがあれば先生はいつも丁寧に話を聞いてくださいます。
本当にありがたいことです。「心の内にとめたままでいることは良くない、なんでも吐き出したらいいのですよ。これも立派な治療です」と内山先生はいつもおっしゃいます。その通りだなぁと実感しています。
今の私は、薬に頼ることもなく、寝ようと思った時にスッと眠れるようになりました。
仕事も少し調整して、以前より負担を軽くしました。まじめに抱え込む性格でしたが「人を信頼して任せる」ということを意識するようにしました。こういう考え方の変化も内山先生にアドバイスいただいたおかげです。
本当にありがとうございました。これからも定期的に体の調整、こころの調整に伺いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
※個人の感想で成果を保証するものではありません。
他にも、「安心して話せた」「気持ちが軽くなった」というお声を多くいただいています。
よくある質問(Q&A)
Q. 心療内科に通院していますが、鍼灸院へ通ってもいいのでしょうか?
はい、通院中でも鍼灸を受けていただけます。 当院ではお薬の指示や変更はできませんが、心療内科での治療と並行して心身を落ち着けるケアを行うことが可能です。
Q. 毎日眠れず、昼夜逆転のような生活になってしまいました。改善できますか?
「夜は眠れないのに昼間に眠くなる」──これは自律神経のリズムが乱れている典型的なサイクルです。 鍼灸で心身をリラックスさせることで、少しずつリズムを整えるサポートが可能です。
Q. 大切な人を亡くしてから、夜も不安で眠れなくなりました。
大切な存在を失った後は、心に大きな負担がかかり、眠れなくなるのは自然な反応です。 鍼灸のやさしい刺激と、安心して気持ちを話せる空間が、少しずつ回復につながるサポートになります。
Q. 家族の介護がしんどくて、自分の睡眠がおろそかになっています。
介護は体だけでなく心にも大きな負担がかかります。 鍼灸で深いリラックスを得ることが、介護を続けるうえでのエネルギー補給になります。
まとめ:どうぞ安心してご相談ください
不眠は「性格だから」「年齢のせい」とあきらめる必要はありません。 こころと体を整えていくことで、少しずつ眠りのリズムを取り戻すことができます。
愛知県新城市の「よろづ鍼灸治療院」は、女性専門・完全予約制の鍼灸院です。
不眠・自律神経の乱れ・更年期の不調などでお悩みの方に、静かで安心できる空間を提供しています。
豊川市・豊橋市・浜松市など東三河エリアからも来院いただいています。
どうぞお気軽にご相談ください。
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