9月に入りましたが、まだまだ暑さは続いていますね。

夏の疲れが抜けないまま新学期や新しい生活が始まり、こころも体もお疲れの方が多いのではないでしょうか。
「体がだるい」「風邪をひきやすい」「なんとなく気力が出ない」…そんなサインは、免疫力や体力が落ちているサインかもしれません。

東洋医学では、体の真ん中を支える「おなか」をととのえることが、健康の土台になると考えられています。
その中でも特に大切なツボが 関元(かんげん) です。

🌱 関元ってどこにあるの?

関元は、おへそから指4本分ほど下にあるツボです。
昔から「元気の関所」とも呼ばれ、体調をととのえる要として大切にされてきました。

疲れが抜けないときや、冷えが気になるとき、なんとなく元気が出ないときなどに、
おなかをやさしく温めたり、関元のまわりをケアすると、こころも体も少しほっとすることがあります。

実際に、関元のあたりをあたためることで「お腹が落ち着く」「力がわいてくる」と感じられる方もいらっしゃいます。
鍼灸ではこのようなおなかまわりのケアを通じて、心身のバランスを整えるお手伝いをしています。

 

🌱 セルフケアの方法

  • 手をお腹の上にあてて、関元のあたりをやさしく温める
  • 蒸しタオルやカイロでおなかを温める(カイロは低音やけどにはご注意ください)
  • ゆっくり深呼吸しながら「おへそ下に意識を向ける」

これだけでも、体がじんわりと落ち着いてきます。
冷たいものを口にしがちな残暑の時期に、ぜひ試してみてくださいね。

💬 当院からのメッセージ

よろづ鍼灸治療院では、女性の体調に寄り添いながら、一人ひとりに合ったケアを大切にしています。

「最近体調を崩しやすい」「こころも体もなんとなくしんどい」
そんなときこそ、安心してお話いただける場所でありたいと思っています。

暑い日がまだまだ続きます。
どうぞ無理をせず、9月もあなたのこころと体を大切に過ごしてください。