関節リウマチと向き合うあなたへ

~痛みと不安をやわらげる、東洋医学の視点から~

朝、手の指がこわばって動かしづらい。関節の腫れや痛みで、日常のちょっとした動作もつらくなる。
そんな症状に心当たりがある方は、「関節リウマチ」の可能性があるかもしれません。

関節リウマチは、免疫のシステムが誤作動を起こし、自分の関節を攻撃してしまう自己免疫疾患です。放置すると関節の変形や運動機能の低下を引き起こすため、早期の対処がとても大切です。

🔍 東洋医学で見る関節リウマチ

東洋医学では、関節リウマチは、気血の巡りを妨げることで起こると考えます。鍼灸では、このような体の「巡りの滞り」を整え、痛みの緩和や自己治癒力のサポートを行います。強い副作用がないため、薬と併用して通う方も多くいらっしゃいます。

💡 鍼灸でできること

  • 関節の痛み・腫れ・こわばりの軽減

  • 自律神経の安定による睡眠・不安の緩和

  • 血流の促進、冷え・だるさの改善

  • 継続的なケアで体調の波を穏やかに

身体だけでなく、「痛みによる不安」や「まわりに理解されないつらさ」といったこころのケアも大切にしています。

🛋 日常で気をつけたいこと

  • 冷え対策:特に朝晩は関節を冷やさないように

  • 軽い運動:無理のないラジオ体操や指のストレッチがおすすめ

  • こわばりやすい朝にゆとりを:朝の準備時間を少し多めに確保して

🍽 食事でサポートする体づくり

関節リウマチは、免疫や炎症のバランスに関係しています。
そのため、抗炎症作用のある食材や、腸内環境を整える食事が有効です。

  • 青魚(EPA・DHAが炎症を抑える)

  • きのこ類(免疫調整)

  • 発酵食品(納豆・味噌・ぬか漬け)

  • しょうが、ごま、くるみ(血行促進、冷え対策)

  • ビタミンD(サーモン、きくらげ、干ししいたけ)

また、体を冷やす生野菜や冷たい飲み物は控えめに。体を温めるスープやお粥などをうまく取り入れてみましょう。

🕊「つらさ」をひとりで抱えないでください

「朝がつらい」「また痛みが出るんじゃないかと不安」
そんな声を、当院でもよく耳にします。

関節リウマチは、「症状とどううまく付き合っていくか」がとても大切です。

不調を感じたら我慢せず、こころと体にやさしい選択肢のひとつとして、鍼灸治療を取り入れてみませんか?

よろづ鍼灸治療院では、あなたのこころと体に丁寧に向き合いながら、体調管理のサポートをしています。

どうぞお気軽にご相談くださいね。