イライラが落ち着かないあなたへ ~5月の食養生「えんどう豆」~
春から初夏へと移り変わる5月。
この時期は環境の変化や生活のリズムの揺らぎから、気持ちが落ち着かず、イライラしやすくなる方も少なくありません。気分が不安定だと、体の調子まで崩れやすくなります。
そんな季節におすすめしたいのが、旬の「えんどう豆」です。昔からこの時期の食卓に並べられてきた理由のひとつに、からだのめぐりを整え、気持ちを穏やかにするサポートになると言われてきたことがあります。
えんどう豆のうれしい栄養
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たんぱく質:毎日のエネルギーのもと。体の組織づくりに欠かせません。
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ビタミンB群:代謝をスムーズにし、元気な毎日を応援します。
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β-カロテン:季節の変わり目に負けない体づくりをサポート。
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食物せんい:お腹の調子をすこやかに保ちます。
おいしい食べ方
ビタミンB群は水に溶けやすいので、スープにして汁ごといただくのがおすすめです。新玉ねぎや桜えびと合わせると春らしい風味になり、食欲のない時でも口にしやすい一品になります。
また、さやから出した後の皮もだしとして使えます。豆ごはんを炊く時に、さやのだし汁を使うと香り豊かに仕上がります。
季節の食養生として
5月は、こころと体のバランスを崩しやすい時期です。そんな時こそ、旬の食材の力を借りてみませんか。えんどう豆は、春から初夏の揺らぎやすい毎日に、そっと寄り添ってくれる存在です。
食卓に旬の彩りを加えることで、忙しい日々の中にもほっとする時間が生まれます。こころも体も、少し軽く感じられるきっかけになりますように。