体が重く、だるさを感じませんか?

最近、なんとなく体がだるかったり、重く感じたりしていませんか?体にだるさを感じるようになると、なんだかやる気まで無くなってくるような感じがしてきます。貴女はこのような症状で困っていませんか?


梅雨は湿気が多いので、体内に余分な水分がたまりやすい時期です。寝返り時やお腹をゆすった時に「ちゃぷちゃぷ」と水がたまっているような音がお腹から聞こえる時、食欲が落ちている時には、体の水分代謝を良くさせないといけません。水分代謝には、「そら豆」を食べるのがおすすめです。

「そら豆」には、消化吸収のはたらきの役目である『脾(ひ)』の機能を高めて、「水毒(すいどく)」を治す作用があります。「水毒」とは、体に余分な水分がたまっている状態のことをいいます。

「そら豆」を食べることで、余分な水分を排出して胃腸を活発にして、食欲をアップさせるはたらきがあります。むくみがちな人や、尿の出が悪い時にも効果があります。

 

「そら豆」の優れた栄養価

①たんぱく質

「そら豆」には、植物性たんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は私たちの体をつくるもとになる大切な栄養素です。

②カリウム

「そら豆」に含まれるカリウムは、余分なナトリウム(塩分)を排出するため、むくみの予防や、高血圧予防にも効果的です。

③ビタミンC

風邪の予防や疲労回復に欠かせないビタミンです。うれしい美肌効果もありますのでしっかり摂っておきたいビタミンです。

④ビタミンB1・B2

皮膚や粘膜を守ったり、代謝をアップさせて疲労回復にかかせないビタミンです。

⑤マグネシウム

マグネシウムは、血圧の調整をしたり、カルシウムの吸収を助けるはたらきがあります。イライラの解消にも役立つ栄養素です。

⑥食物せんい

「そら豆」の皮には食物せんいが多く含まれています。食物せんいは、腸内環境を整えて、便秘を解消させてくれます。

 

「そら豆」おすすめ料理法

皮に食物せんいが豊富な「そら豆」は、皮ごと食べるのが一番のおすすめです。

フライパンにごま油を熱し、さやから出した「そら豆」を入れ、両面に軽くこげ目がつくまで炒めます。皮はカリカリ、中身はホクホクのおいしい簡単おつまみのできあがりです。お好みで塩やこしょう、カレー粉などを振って、お召し上がりください。

5月下旬から6月が旬の「そら豆」は、体の水分調整だけではなく、疲れやだるさを取るはたらきも高いので、今の時期におすすめの野菜です。

 

湿度に負けない体づくりに取り組んでおきましょう

梅雨入り前から、体の水分のめぐりを良くしておくことは、梅雨をラクに乗り越えるために大切なことです。梅雨から夏の湿度に負けないためにも、うっすら汗をかく程度の軽い運動を続けてみたり、入浴時には必ず湯船にしっかり入って汗をかくことや、旬のおいしい野菜を味わうようにしておくことで、体は少しずつ変わってきます。小さなことから習慣づけられるように取り組んでみてはいかがでしょうか?