握手できないくらいに手に汗をかいてしまう、顔から大量に汗が吹き出る、脇からの汗で洋服がぬれるなど、日常生活に支障をきたすほど大量に汗をかくことを「多汗症」といいます。
単なる「汗かき」ではありません。立派な「体の不調」です。

原因としては、精神的なストレスによる自律神経の乱れ、食生活の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。

当院の治療では、まず自律神経を整える治療を行います。発汗する仕組みには、体のさまざまな器官をコントロールしている「自律神経」が関わっているからです。
いずれの原因でも、自律神経のバランスに乱れが生じていることが多いです。

あわせて、ストレスや疲労で負担のかかっている内臓の働きを回復させます。
これは免疫力を高めるために必要な治療です。

当院では食生活の指導も行います。
「ビタミンB2」や「ビタミンE」は多汗症の改善に役立ちます。
また、抗酸化作用のある「ビタミンC」も積極的に摂るようにしましょう。

摂らない方が良いものは、油分や香辛料、カフェインの多いものです。
これらには、発汗作用があるので控える方が良いです。

多汗症は、きちんと治療すれば良くなる症状です。
しかし、放っておくとどんどんひどくなる場合があります。
ひとりで悩んではいけません。力になれると思います。一度ご相談ください。