自律神経失調症ってどういうもの?
自律神経失調症と聞いたり、診断されたりすると、多くの方が「わたしは自律神経がおかしくなったのか・・・」と思われがちですが、実はそうではありません。
ストレス社会の今、年代問わず多くの方が「自律神経のバランスが乱れている」という状況です。主な症状としましては、不眠症、不安症、動悸、息切れ、パニック障害、めまい、耳鳴り、不妊症、吐気、下痢、便秘、過敏性腸症候群など、実に様々な症状が自律神経の乱れで引き起こされます。
これらをまとめた言い方が、「自律神経失調症」というわけです。
「私の体はどうなってしまったのだろう・・・」と不安になりますよね
多くの患者さまは、あちこち病院めぐりをして、そのたびに「原因はわからないです」「気のせいじゃないですか?」などとあしらわれ、ますます自分の体に自信を持てず、不安ばかりが強くなってしまいます。
しかし、今かかえている体の不調には、必ず意味があります。
なぜなら、私たちの体は間違ったことは起きないようにできているからです。
いまある体の不調は、今までの生き方が体に負担をかけたにすぎません。
私たちは、自分で治せる力をしっかり兼ね備えています。その力を高めて、これまでの生き方を「体が喜ぶような生き方」に変えることで、本来の元気を取り戻すことができます。
体の不調は、「このままでは体が破たんしてしまうよ」という体からのサイン
私は、患者さまの人生のターニングポイントに存在する「ポイント切り替えの役割」だと思っています。
今までの生き方では無理があるという「気づき」のきっかけが「今の体調不良」であり、これまでの生活を続けて行くのか、それとも体の声を聞いて生き方を改めるのか、まさに人生の大きなターニングポイントであると考えるからです。
こういう話は病院ではしてくれないと思います。
患者さんは自分が治るイメージを持てずに不安ばかりが大きくなります。
当院では、自律神経失調症の患者さまに、問診とカウンセリングを丁寧に時間をかけて行います。
カウンセリング時には、病気のなりたちなどにあわせて、これからの治療計画や、どういう風に体が変わっていくのか、ご自身でもできるセルフケア方法といったご説明も行っております。最初はうつむき加減の方も、カウンセリングが進むにつれて背筋が伸びてきて、笑顔も出始めます。
自律神経失調症の症状が回復して、体もこころも元気になるためには、ご自身が「元気になるんだ」というイメージを持てるか持てないかが本当に大きな差となります。自分が元気になる、治るんだ、とイメージできた方はそれだけで気持ちに余裕が生まれて前向きになれます。当院ではこれも大切な治療だと考えます。何事も希望が持てなければ前へ進めません。
貴女の不安もお聞かせください
貴女も、ひとりで悩まずに、よろづ鍼灸治療院で、いっしょにお話ししてみませんか?ゆっくりご自身のペースでお話しいただけたらいいですからね。今の不調の原因をいっしょにひも解いていきましょう。
私は、患者さまには、ご家族のためにも、地域のためにも、日本のためにも、ひとりでも多くの方に元気になっていただきたいと思っております。いっしょに元気になりましょう。