「眼精疲労」は、人によって様々な症状が出ます。肩こりや頭痛といった一般的な症状であっても、それが目からきている症状だと認識できないケースもあります。

まずは眼精疲労の症状を知り、ご自身の症状が眼精疲労によるものなのかを確認してみましょう。

眼精疲労では「眼の症状」と「全身症状」が同時に起こります。
「眼の症状」とは、目の疲れや痛み、かすみ・ぼやけ、充血などがあげられます。さらに、涙が過剰に出たり光に過敏になったりといった症状が出る場合もあります。

一方で「全身症状」には、肩こりや頭痛、頭重感などが一般的に起こりやすいです。全身症状がひどくなると、めまいや吐き気といった症状に悩まされる方もおられます。これらの症状が眼精疲労で引き起こされることにより、精神的なストレスを抱えたり、より一層目を凝らしたり、顔をパソコンのモニターに近づけて姿勢が悪くなったりしますよね。そうすると、さらに目が疲れてしまったり肩こりがひどくなったりと症状が重度化し、どんどん悪循環におちいってしまうのです。

五感のなかでも大きな割合を占める視覚情報は、人間にとってとても大切なものです。どのような生活を送るとしても、目は必ず使う感覚器官であり、多少の疲れ目になるのは当然のことと言えるでしょう。ですが、あまりにも目の疲れがひどく、身体にも何かしらの悪影響が及んでいる場合は眼精疲労が疑われます。