寒さでも便通は悪くなるんです・・・

今年もまもなく終わります。各地で雪の知らせが届き、新年を迎える準備が行われ、年の瀬を実感するころです。

本格的な寒さ続きで体が冷えると、実は腸の動きもにぶくなって、お通じの不調が起こりやすくなります。最近、便秘気味になっていませんでしょうか?

便秘の解消には、適度な運動と食物繊維を含む食べ物をしっかりとることが大切です。そこでおすすめしたい食材は「りんご」です。

中国のことわざで「りんごを食べると医者いらず」といわれるほど健康効果が高く、便秘だけではなく、疲労回復や風邪予防にも役立つ優秀な果物です。

「りんご」は、体をうるおし熱を冷ます効果によって、「ほてり」や「口の渇き」をしずめてくれます。胃腸の働きを高めて消化をうながし、消化不良、下痢、便秘などを改善します。

果物のなかではめずらしく、「体を冷やさない性質」を持っているので、冷え性の方や、ご年配の方、小さなお子さんもみなさんで安心して食べられます。

 

「りんご」の優れた栄養価

①食物繊維

「りんご」は、不溶性・水溶性の食物繊維を多く含んでいるので、便秘の改善とともに、血圧やコレステロール値の低下にも有効といわれています。

②ポリフェノール

「りんご」の果皮や果肉に多く含まれているのが「ポリフェノール」です。抗酸化作用や老化防止効果が期待されている成分です。

③有機酸(クエン酸・リンゴ酸・酒石酸)

疲れやだるさのもとになる疲労物質がたまるのを防ぎ、疲労回復効果を高める作用をします。

 

「りんご」おすすめ料理法

「りんご」に含まれている食物繊維は皮に多くあって、抗酸化力の高いポリフェノール成分は、果肉と皮の両方に含まれるので、「りんご」の皮も一緒に食べてしまう調理法がおすすめです。

芯をくりぬいて、そのままオーブン焼きにする「焼きりんご」もいいですし、ミキサーで砕いて果肉と一緒に「りんごジャム」にするなど、皮も捨てずに食べるようにしましょう。

ただし、消化力が弱っている人は、食物繊維の多い皮はむいて食べたほうがいいですよ。

年末の大掃除、お通じもスッキリさせましょう

寒くなって便秘がちだなぁという方は、食物繊維が豊富な「りんご」を皮ごと食べて、スッキリさせましょう。合わせて、運動不足が気になるときには、穏やかな小春日和の日に、近所の公園を散歩しながら自然の移り変わりを楽しんでみてはいかがですか?

気分も体もスッキリさせて、新年を迎えたいものですね。