「冷え」からくる「頻尿」を感じるときに、意識して食べたい食材は・・・

10月に入りました。日が短くなり、秋が少しずつ深まってきましたね。朝夕は気温が下がり、知らず知らずのうちに体が冷えやすい時期に移ろうとしています。日中との気温差も大きくなるので、油断は禁物です。体の「冷え」による「むくみ」や「頻尿」でお困りではないでしょうか?

季節の変わり目で気温差も大きい今の時期に、ぜひ食べていただきたい食材は「まいたけ」です。「まいたけ」は、見つけた人が喜びのあまり踊り出すほどおいしいから「舞茸(まいたけ)」と呼ばれたという説があります。「まいたけ」は、免疫力アップや体力増強にも良い食材です。

「まいたけ」の効能

人間の活動のエネルギー源である「気」を補って、「肝」・「心」・「脾」・「肺」・「腎」の五臓すべてをパワーアップし、体を健康に保つはたらきがあります。また、体内の余分な水分の排出をうながして、「足のむくみ」を解消したり、「頻尿」や「尿の出が悪い」などの排尿困難の症状を改善するのに役立ちます。

「まいたけ」の優れた栄養価

①β-グルカン

βーグルカンは、免疫機能を高めるはたらきがあります。そのはたらきは、きのこのなかで最も高い効力があり、がん細胞の増殖抑制を期待され、健康食品などにも利用されています。

②ビタミンB1

エネルギー源の「糖質」や「タンパク質」、「脂質」などの栄養素を代謝するはたらきがあります。疲れやだるさを解消してくれます。

③ビタミンD

カルシウムの吸収を助けて骨や歯を丈夫にするはたらきをします。骨粗しょう症の予防にも欠かせない栄養素です。

 

「まいたけ」おすすめ料理法

「まいたけ」は、天ぷらにすると「うま味」が引き立ってとてもおいしく頂けます。他のきのこも足して「炊き込みごはん」もいいですね。もし、「あっさり食べたい」という時には、「まいたけのポタージュスープ」がおすすめです。温かいスープは、胃腸を温めて、食欲を増すはたらきがあるので、食事のはじめに飲むようにするといいですね。

「まいたけのポタージュスープ」つくりかた

厚手の鍋に油をひいて、薄切りにした玉ねぎ1/2個とまいたけ100gを炒めます。しんなりしたらだし汁1カップを入れて、フタをして5分ほど煮込み、ハンドミキサーでなめらかになるまでかくはんし、牛乳か豆乳1/2カップ、味噌小さじ2を加えて、軽く温めたらできあがり。「まいたけ」だけでなく、しめじ、えのきなどきのこ類をミックスしても、おいしく仕上がりますよ。秋の味覚ポタージュですね。

気温差に負けない体づくり

季節の変わり目は、体が気温の変化についていけずに体調を崩しやすいことが多いです。体が冷えると免疫力も低下してしまいます。その免疫力アップに効果の高い「まいたけ」を意識して召し上がっていただければ・・・と思います。気温差に負けず、しっかり対応できる体づくりをし、風邪などの不調を予防して、楽しい秋の日をお過ごしくださいね。