毎晩眠れずつらい夜をすごしていませんか?

不眠症には、「寝つけない」、「夜中に何度も目が覚める」、「早朝に目が覚めてしまう」など色々なタイプがあります。原因として考えられるのは、「運動不足や生活習慣の乱れ」と「精神的なストレス」の2つが考えられます。

夜更かしや残業続き、昼夜逆転などリズムが変わることは、体にとって大きなストレスです。また、働きすぎや心配事を抱えるなども大きなストレスになります。最近ではスマートホンやパソコンの時間が長すぎるのも、寝つきにくい症状につながります。

日々の強いストレスは、自律神経の交感神経を刺激して、心身を興奮させるので結果として眠りが悪くなります。自分は早く寝たいと思っているのに、体の中は寝るどころかしっかり起きている状態ということです。交感神経が緊張状態になると、血行不良がおきて「冷え」や、「痛み」といった新たな症状が追加されてしまいます。

まずご自身で簡単にできること、それは「体をあたためること」です

睡眠の問題から解放されるために、ご自身で、自宅で、簡単にできることがあります。それは「体をあたためること」です。足湯、湯たんぽ、カイロなど自分に合うものでかまいません。首から肩、背中を温めると、ゆるんでいく感じがして気持ちもほっとします。こういう状況のときは、交感神経の緊張も徐々にゆるんでいきます。

睡眠の問題だけに限らず、体調不良を感じているときは、例外なく体が冷え切っていることが多いです。冷えているという自覚のない方が多いのも特徴だと思います。

何かしら不調を感じているようであれば、体をあたためるリラックスの時間をつくってみましょう。体がぽかぽかすると体もほぐれ、気持ちもほぐれてきます。

体をあたためる 手軽にできる方法

「体をあたためる」と言えば、まず毎日の入浴です。簡単にシャワーで済ませていませんか?ここはやはり、湯船にしっかりつかっていただきたいです。自分の体温にプラス4℃ぐらいの温度のお湯に、肩までつかる全身浴であれば10分ほど入ってみましょう。じんわり汗をかいて、体の芯からぬくもることができます。好きな香りの入浴剤などを使って、さらにリラックス効果を高めるのもいいですね。

あと、おすすめしたいのが「湯たんぽ」です。冬だけのものと思わずに、是非オールシーズン活躍させてください。部屋は適温に空調管理しておいて、おへそ周りや、太ももの間に挟んだり、太ももの上に乗せるのもとても気持ちがいいです。そして、全身がポカポカしてくるのを感じると思います。

最近ストレス強いなと感じたり、気力がなくなってきた、など体に不調を感じるときは、積極的に体をあたためる、ということをためして頂きたいと思います。

「体をあたためること」は良いことづくしです。季節を問わずに、いつでも「体をあたためること」を、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと、貴女も良い体調の変化を感じれるようになると思いますよ。