まだまだ寒いけど春まであと少し!「ねぎ」で体の冷えを改善させましょう

2月も下旬になりますが、なかなか寒い日が続きますね。そうかと思えば、日中少し春の兆しを感じられる穏やかな風を感じたりと・・・。こういう時期に油断しないよう気をつけていただきたいのが「体の冷え」です。手足が冷たくてなかなか寝つけない、腰が冷えて痛む、関節がこわばる、などといった不調はありませんか?

トイレの回数が増えるという方も多くなっています。冷えは「万病のもと」といわれるように、冷えを感じながらもそのまま放っておくと、体の抵抗力が下がって、風邪を始めいろいろな体の不調につながる原因になります。

足湯や湯たんぽをしたり、カイロを貼ったり、温かさを外から直接足すことも非常に大切です。さらに、毎日の食事からも手軽に「冷え対策」を行うことも有効だと考えます。

冷えを感じるときに、ぜひ積極的に食べていただきたい食材は「ねぎ」です。古くから薬用野菜として用いられてきた「ねぎ」は、体の内側から冷えを改善して温めてくれる、冬のお助け野菜です。

「ねぎ」の優れた栄養価

硫化アリル

ねぎ類に特有の強い香り成分。胃液の分泌をうながして、消化を促進するはたらきがあります。温熱作用や消炎作用にも優れ、体温を上昇させたり、風邪によるのどの痛みを和らげたりします。

アリシン

イオウ化合物の一種でにんにくにも豊富に含まれている成分です。ビタミンB1の吸収を高めるはたらきによって、疲労回復効果があります。強力な抗菌、殺菌作用もあるので、風邪の予防や風邪症状の改善に役立つ栄養素です。

「ねぎ」のうれしい効能

全身の「気のめぐり」を良くして、体を温めるはたらきがあります。特に、「さむけ」をともなう風邪のひきはじめの症状(感冒初期)に効果があり、体温を上げて改善の助けになります。冷えてお腹の調子が悪い、関節が痛む、頭痛がつらいといった症状も改善します。

「ねぎ」を使っておすすめ料理法

旬の時期の「ねぎ」は、加熱することで甘みが増し、よりおいしくなります。また、「ねぎ」に含まれる硫化アリルは、水に溶けだす性質があるので、煮物やみそ汁、スープなど、汁ごと食べられる料理が最適です。

そこで、豚肉とねぎをたっぷり入れた味噌仕立ての鍋ものはいかがですか?豚肉と味噌に豊富なビタミンB1の吸収を、ねぎが高めてくれるので、疲労回復や免疫力アップにも良い組み合わせです。お鍋のしめは雑炊で、「ねぎ」の栄養を残さず食べ切りましょう。

 

寒暖差が大きくなる初春こそ「冷え」に気をつけましょう

まだまだ寒いと思っていたら、日中は暖かかった・・・など、これからは寒暖差にも気をつけなければいけません。こういう時期こそ「体の冷え」には気をつけたいものです。冷えによる何かしらの不調が気になるときには、体を温める効果の高い「ねぎ」を是非、貴女の食卓に加えてみてください。

体の内側から温めて、これから迎える季節の変わり目も悠々と乗り越えられる。そんな元気な体で毎日を過ごしてくださいね。