貴女の頭痛、緊張性頭痛かもしれませんよ

貴女は、「緊張型頭痛」ということばを聞いたことがありますか？

緊張型頭痛という症状は、体やこころが緊張している状態が長く続くことによって引き起こされてしまう頭痛のことをいいます。現代社会は、ストレスの元となる要因がとても多く、体やこころが緊張してしまうという場面も増加の傾向にあります。

実際に、日本人の30％～70％程度の方が緊張型頭痛を経験するとも言われています。それほどの割合ですから、生きている間に１度や２度は経験するような、慢性化する頭痛の中では非常に患者数の多い頭痛とも言えます。

年齢や性別問わず、誰もが発症する可能性のある頭痛です

緊張型頭痛は、めずらしい病気ではなくて、悩んでいる方はとても多いです。年齢も性別も関係なく、学生など若い患者さまも多く、患者さまの年齢層はさまざまです。つまり、いつ誰がなってもおかしくないというのが緊張型頭痛です。

しかし、緊張型頭痛はあまり聴き慣れない名前ということから、患者さまの多くが緊張型頭痛の症状や原因についての知識をあまりご存知ない場合が多いというのが実情です。

緊張型頭痛は、頭の両側の締めつけから、頭全体まで取り囲むように締めつけられる痛みがあらわれて、数日間続くという傾向があります。日常生活に支障が出るほどではないとは言え、慢性的に痛みが続くので非常につらい思いをされているのではないかと思います。

緊張型頭痛は、ストレスと関わることもあることから「ストレス頭痛」とも言われています

頭の両側が締めつけられるように「ギューッと」痛むのが緊張型頭痛の大きな特徴です。緊張型頭痛は、「精神的なストレス」や、疲労、運動不足、長時間のPC作業などといった「身体的ストレス」などが原因となる場合もあることから、「ストレス頭痛」とも言われています。

今の時代は、子供さんや学生さんも毎日がストレス生活のようで、緊張型頭痛の症状でお見えになることが多いです。受験や習い事、プレッシャーを背負っているようです。

会社や家庭でも、パソコンやスマートフォンから離れられない現代社会になってしまいました。知らず知らずのうちに長時間にわたって同じ姿勢でいつづける場面が昔に比べて格段に増えています。首こり、肩こり、背中の張りといった体の緊張というのも、身体的ストレスとなり、緊張型頭痛へとつながってしまうことが多いです。日常生活の習慣を今一度見直してみることも大切です。